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なごみの里 20年を迎えて(平成31年2月1日)

 介護老人保健施設「なごみの里」は今年二月一日に、開設二十年を無事に迎えることができました。これもご利用者、地域の皆様のおかげだと感謝しております。ありがとうございます。
 「なごみの里」の開設と同時に入職し、老健とは・・・?等と考える間もなく毎日が手探り状態で、無我夢中で過ぎていきました。当初ご利用者への食事の提供は、毎日一階まで全員移動して頂き、時間差で召し上がって頂いていました。今のように決まった席ではなかったので、与薬も見守りも大変でした。又認知症などに対しての理解も浅く、言動に対する驚きや戸惑いがたくさんありました。それでも現在よりも縛りのない対応でご利用者に寄り添うことができ、たくさんのエピソードもあり、なつかしく楽しい思い出です。
 
 私事ですがこの度、厚生労働大臣賞を受賞いたしました。長年にわたる介護老人保健施設への功績があったと評価していただき大変光栄に思います。気がつけば私も年金をもらえる年齢となり複雑な思いです。二〇三五年には三人に一人の超高齢社会に突入すると予想されています。なごみの里の理念に基づき、ご利用者の自立の尊重、その人らしい生活が送れるように支援していかなければなりません。若いスタッフのアイデアを生かし、協働しながら無理なく出来ることに取り組んでいこうと考えています。政府は生涯現役社会の実現に取り組んでおり、私も人生経験で培った人間力で役割を見つけ、周囲に良い影響を与えられるよう日々精進していく所存です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
    看護部 副師長  田中 郁子


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